気象庁 | 由布岳火山
北緯33°16′56″ 東経131°23′25″ 標高1,583m (由布岳)(三角点・油布山)由布岳 2009年5月8日気象庁撮影概要 由布岳は、鶴見岳の西側、由布-鶴見地溝内に位置する。由布岳の西側には、由布院温泉がある。火山体は、主火山体(基底溶岩)、数個の溶岩ドーム及び山頂溶岩からなる。由布岳の活動開始は、九重第1軽石(約60ka)よりも古い。由布岳の周囲には、約7,300年前のアカホヤ火山灰よりも新しい小規模な火砕流堆積物が分布する。構成岩石のSiO2量は58.4~63.9wt.%である。噴火活動史 各火山について、地質学的な研究によってわかっ...
北緯33°16′56″ 東経131°23′25″ 標高1,583m (由布岳)(三角点・油布山)由布岳 2009年5月8日気象庁撮影
概要由布岳は、鶴見岳の西側、由布-鶴見地溝内に位置する。由布岳の西側には、由布院温泉がある。 火山体は、主火山体(基底溶岩)、数個の溶岩ドーム及び山頂溶岩からなる。由布岳の活動開始は、九重第1軽石(約60ka)よりも古い。 由布岳の周囲には、約7,300年前のアカホヤ火山灰よりも新しい小規模な火砕流堆積物が分布する。構成岩石のSiO2量は58.4~63.9 wt.% である。
噴火活動史各火山について、地質学的な研究によってわかっている過去1万年の火山活動史を記載した。また、過去1万年間の噴火活動と有史以降の火山活動とに分けて記載した。
過去1万年間の噴火活動由布岳では、約2,200年前に規模の大きな噴火活動が発生した。 この噴火活動では、マグマの上昇により山体斜面が不安定になって山体崩壊が発生した後に、池代溶岩ドームが生成し、北東側から西側山麓に火砕流が流下した。 その後、山頂溶岩が出現し、南麓などにも火砕流が流下した。これら一連の噴火で由布岳火山灰が降下した。 その後、断続的に山頂でのブルカノ式噴火が続き、由布岳火山灰を降らせた。その後有史から現在に至るまで噴火活動は起きていない。
噴火イベントの年代、噴火場所、噴火様式等については、(国研)産業技術総合研究所の活火山データベース[1](工藤・星住, 2006)を参考。
由布岳 有史以降の火山活動記録に残る火山活動はない。
「概要」、「過去1万年間の噴火活動」、「有史以降の火山活動」については日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)及び最近の観測成果に...
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由布岳
跳到 火山活動 - 約9万年前に鶴見岳とほぼ同時期に火山活動を開始した火山で、主な岩石は安山岩及びデイサイトとなっている。約2,200年前には山体崩壊を発端と ...